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収録語の選定

『イラストだから覚えられる 会話で必ず使う英単語1100』
発売から一週間が経過しました。編集担当者からは、かなり調子がよい
と報告をもらっています。ご購入いただいた方には、感謝です。

今日は、収録語の選定についてお話ししようと思います。

みなさん、「日常会話」って何を指すと思いますか?

いろいろ考え方はありますが、私は「今の生活をすべて英語で
行うこと」だと考えています。つまり、自分の日常生活をそのまま
英語で行うのに必要な会話ということですね。
試しに、この1週間、朝起きてから夜寝るまでに日本語で自分が何を
話したのか思い出してみてください。それがご自分にとっての
『日常会話』です。

そこで本書は、普段の生活で見かけるもの、あるいは普段の日本語
での会話に出てくるものの名前を片っ端から英語で言えるようにする
ことを目的に単語を選びました。

手に取っていただくと分かると思いますが、本書に収録されている
語は、その日本語訳を普段の生活で使ったことがあるものが多い
はずです。

そして、日本語で使ったことがある語なら、英語で日常会話をする
場合も、使うはずだということですね。

もちろん、普段会話で何を話すかは、人それぞれです。
年齢や職業、趣味や生活の違いにより話すトピックは異なります。
例えば、家事や育児に忙しい方は、調理器具やおむつ、おしゃぶり
といった育児にかかわる語を使う機会が多いはずです。
ガーデニングに興味のある方は、「じょうろ」「スコップ」といった
道具の名前、あるいは、花の名前、そして、日曜大工が好きな方は
工具の名前をよく使うのではないでしょうか。

逆に言えば、自分の生活にはあまり関係のない語も含まれているかも
しれません。そういった単語は、後回しにしてかまいません。いずれ、
相手が使ったときに理解できるように、後から覚えましょう。

これは執筆中に気が付いたのですが、「ムカデ」「カメムシ」
といった害虫の名前は、住む場所によって使用頻度が異なるようです。
編集者に「ムカデとかカメムシとか、日本語でも使わない」と言わ
れた時は、驚きました。やはり都会では見かけないのでしょうね。

私の住んでいるところが山に囲まれている地域だからか、夏になると
室内で10~20cmの大きなムカデを見かけて、家族で「昨日、ムカデ
見たで」って注意しあいますし、カメムシも季節になると外に干した
洗濯物によくくっついてきて、下手をすると気が付かずに取り込んで、
そのまま着てしまう(!)というえげつない目に合うので、会話ではよく
出てきます。なので、近所のネイティブと話すときも、そんな話題に
なりやすいんですよね。「お前んち、もうカメムシ出た?」「おお、
出た出た」みたいな(笑)。もし、そういった地域にお住まいでない方は、
後回しにしてください。

全般的に、生き物の名前は、お子さんがいるご家庭でよく使われる
気がします。動物とか昆虫とか好きな子なら、そんな会話になりやすい
ですし。また、子供英会話でも、興味を持ちやすい生き物の名前を教える
ことが多いようですので、お父さんお母さんとしても、動物園や水族館に
行く前に覚えていくと、「『ナマケモノ』って英語でなんて言うか知って
る?」みたいな話ができます。とはいっても、実は英語表記されている
ところが多いので、暗記していかなくても大丈夫なのですが(笑)。

Chapter 1の動作については、自分自身の生活を振り返ったり、
スタッフや家族など身の回りの人たちにいろいろ話を聞いて、割と
よく使うのに、初級~中級学習者でも言えなさそうなものを収録して
います。

ちなみに「足の小指を椅子にぶつける」というのは、執筆中の実体験
です。ぶつかったのは椅子ではなく棚だったのですが、そろそろ寝ようと
思って、歩き出したときに思いっきりぶつけてしまいまして、まさに前回の
あの絵と同じ状態になりました。そして、「くううっっ」とうめきながら、
「あ、これ、単語集に入れよ……くうっっ」っと思いついたのでした(笑)。
それに、よく考えたら、年に1度や2度はやってますし。

本書の使い方でも書きましたが、まずはパラパラと一通りめくってみて、
使いそうな語が収録されているChapterから覚えていってみてください。
キーとなる語を覚えると、話が通じやすくなると実感できると思います。